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ユースホステル協会
     
テ レ ホ ン 法 話
 
当宗門の住職に毎週お話いただいております。
是非お聴き下さい。
( TEL 077-579-0874 )


   
6月24日 滋賀教区 玉泉寺住職 木村哲基師

『大蔵教会について』

 

  こんにちは。

  西教寺のテレホン法話にご縁を頂いて、2回目になります。今回は、昨年ここ高島の地におきまして、18ヶ寺の輪番で回ってくる大蔵教会法要を高島玉泉寺で厳修しましたので、そのことについてお話させていただきます。

  私は平成15年4月に当山に晋山してすぐ、5年後に大蔵教会がまわってくるということで、本堂の屋根の修復、鐘桜堂の屋根の修復等あるなかで、大蔵教会法要を迎えられないと檀家総代より相談があって、幾度となく会議を重ね、平成の大営繕事業と名付けて、浄財を集める計画をしました。そうして平成18年の10月に本堂屋根の葺き替え工事を皮切りに、平成19年には鐘桜堂の屋根葺き替え工事、平成20年庫裡の玄関の大屋根の葺き替え工事と計画通りにすすめられました。本来計画になかった観音堂の再建新築の話も浮上して参りました。その観音堂については、古くてここ10年で建て替えを必要とされ、たまたま工事車両が入られないのを理由に西国高島33カ所の霊場の観音堂をつぶしました。これ以上檀信徒の負担をかけられないということで、建立を断念して、大蔵教会法要を終了した時に検討することに落ち着きました。ところが、平成の大営繕工事を請け負っていただいた宮大工棟梁の方より、大蔵教会法要に間に合わせた方が良いのではないか、とのお言葉を頂きました。役員会でも議題にしたけれども、うまくいかなかったので、最終的に宮大工の奉納という形で、観音堂の再建が始められました。私は、これほどありがたいことがありません。しかも7年しか住職の経験がない私にとって最高の喜びでした。18年に1度の大蔵教会に観音堂の再建新築がされることは思ってもいないことで、私自身一生に一度の出来事でした。

  そして、当日大蔵教会の前日に、平成の大営繕事業の落慶法要を挙行しました。これには、千手観音像を宮大工が工夫を凝らした手作りの御輿に乗せて、大行列を成して新しい観音堂に入仏しました。平成の世の中で新たな歴史の1ページを作り上げたような心境になりました。檀信徒の皆さまもこの一生に一度の法要にお参り頂いた数は400人を超える方が境内を埋め尽くしたことが感無量でした。

  引き続いて、大蔵教会が行われ、中日には70名を超える仏教婦人会の詠歌隊がりんの音色を響きわたせ、子どもの稚児隊も45人がお練りの主役を果たしていただきました。これほどまでに、3日間にのべにして600人の子供から若い方々、年配の方々、多方面からお参り頂けたことは大変ありがたいことです。

  今の仏教は、若い世代に興味、関心が薄れ経典のありがたさが消えかけているのが残念で、先祖を思うことが無くなり、人のつながりが薄れてきていることに危惧を感じています。何とかしなければと思い、寺の広報を年4回発行したり、年忌を勤めてもらえば、参詣者全員に経典を読経してもらい、仏の御教えを現在の生活に合わせて説いています。その結果、若い世代の人たちが寺に関心を向けていただきました。今回の大蔵教会は、18年に1度であり、檀信徒の心が一つにつながった実感を感じた法要でした。法要事前準備にも、40人もの檀信徒に御協力を頂き、法要当日も笑顔で多くの参詣者を迎え入れていただき、私はまな板の鯉状態でした。また、天候の方も晴天に恵まれ皆さんに喜んで頂いたことはこの上ない感謝を感じたことはありませんでした。法要というのは、人々の心を喚起させる最も効果的な行事であります。仏の縁を結ぶことで、みんなの幸せを願い、家内安全、子孫繁栄、息災安穏を祈願するものです。私自身、晋山して8年が経とうとしていますが、良いことづくめです。例えば、病気にならない。いつもプラス志向でくじけないこと。困ったなぁということが起こらない。予定通りことが成し遂げられる。ほんとに不思議なことが起こっています。

  私は、そんな思いを大事にしていれば、きっと成就することができる。そのおかげで、檀信徒の皆さんが一つになり、暖かい心につつまれました。

  日本全国で、自殺者3万人の方が命を落とされています。こうした悲しいことが起こらないように、私たち宗教界で発信していかねばならないと思います。日本全国の皆さんに共感をしてもらってもらい、人々に安らぎを与え、リフレッシュできるお寺にしていきたい。こうした出会いをつくるために、琵琶湖二十七霊場と高島七福神、そして高島西国33カ所観音霊場の札所になっています。心の安らぎを求めて、どうぞ皆さまお越しください。新たな発見ができます。ただ、参拝されるときはあらかじめ御連絡を宜しく御願いします。




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